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郊外型集合住宅の新たな提案

背景

敷地は小田急線鶴川駅から徒歩7分ほど。駅から徒歩圏内でありながら豊かな自然が残る里山で市街化調整区域です。オーナーは当初から環境に合う木造の住まいを希望していました。また以前よりその場所を町内会の集会スペースとしたり、建て替え中の保育園の園庭代わりに提供したりと地域と密なコミュニケーションを築いていました。そのため新しい建物でも住まう人が部屋に籠もるだけでなく、なんらかの形でその敷地環境や地域に関わりを持ってほしいと願っていました。 そこで都心への通勤圏であることから、30~40代前後の2人入居から子供が1人程度の家族を想定し、宅地での新築計画と共に、農地部分の活用も含めた提案を建築家から受けることとなりました。

市街化調整区域での建替えと農地転用

本計画は敷地の大部分は農地であり、その一部が地域指定以前から宅地で古く住まい手がいなくなった家屋が建っていました。建替え計画においては役所の認可が得られるかを随時確認しながら進めました。また、場所柄駐車場需要も見込まれることから、農地の一部を転用申請し賃貸駐車場としました。

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