EBISU FOLIO Act.3

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不利な接道条件を建物の魅力に変える計画

接道条件の厳しい敷地

敷地は細い路地の突き当たりに位置し、2.5mしか道路に接していません。そのため、東京都安全条例により集合住宅の形式では建設できず、長屋形式で計画を進める必要がありました。 一般的な考え方では、北側に通路と玄関を配置し、南側に採光面を設けますが、今回の敷地の場合、床面積の確保が難しくなります。 そこでプリズミックは、敷地内通路と玄関,採光面を兼ねることで、ほぼ容積率いっぱいの計画を提案しました。 また、メゾネットを重ねた重層長屋とすることで、通路を歩く人の視線を気にしないで窓を開けられる部屋がどの住戸にもあるよう配慮しています。 この結果、レンタル面積が増え、効率的な賃貸事業を営むことが出来ます。

計画前

コンペ形式での建築家選定

特殊な敷地のため、一人の建築家からの提案では不安であるとのオーナーの考えにより、コンペ形式で選定することにしました。 プリズミックでは今まで接点のあった建築家の他、新たにリストアップした方へのヒアリングを行い、その中から30代前半の建築家4人にしぼり提案を依頼しました。 計画地である恵比寿は、コンサバティブになるより新しい生活スタイル提案することが求められる市場です。チャンスに飢えている若い建築家であればそういったアイデアがより引き出せ、またコンペ形式にする意義がはっきりすると考えました。

多彩な住戸プラン

提案の結果、川辺氏の案が採用されました。この案は通路を中央に、その両側に建物が配置されています。これにより、プリズミック提案時より間口の広い快適な住戸となりました。各住戸については一階と三階だけに部屋があるプラン、一階は玄関のみで、二階三階に部屋があるプラン等、単なる間取りの違いではない、ダイナミックな構成となっています。

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